経験者インタビュー

[GRANTコーディネーターに聴く]
コーディネーターの立場から見た
GRANTで広がる地域活動の可能性と選択肢

堤 直樹さん、籏野 貞夫さん
八王子市市民活動支援センター
PROFILE
八王子市が、市民の自発的な社会貢献活動を積極的に支援し促進するため、2003年に設置した公設民営の施設です。特定非営利活動法人八王子市民活動協議会が八王子市から指定管理で受託し、管理運営をしています。 ビジョン「私たち一人ひとりがつながって、夢をカタチにできる八王子」を掲げ、多様な市民や団体との連携と協働により、様々な事業を通して、自立した市民力、地域力向上のお手伝いを行い、市民あるいは市民団体が公益的あるいは社会貢献的な活動に参画する豊かな市民社会の構築をめざしています。
八王子市市民活動支援センターでは、市内の地域活動団体に対する人財支援プログラムとしてプロボノ支援を行っており、その一環として2021年にコーディネーター「プロボノ@八王子」としてGRANTに登録、活用しています。今回は、八王子市市民活動支援センターの堤さん、籏野さんにお話を伺いました。
地域活動団体のニーズに合わせた人財とつなげるためにGRANTに参加
八王子市市民活動支援センターでは、物品、資金の観点から地域活動団体の支援を行ってきましたが、サービスグラントのプロボノ支援プロジェクトに関わってから、地域活動団体への人財面での支援の重要性に気づきました。そこで昨年、オンラインでの情報発信を通して団体の支援ニーズに合わせた人財を見つけるため、GRANTにコーディネーター登録を行いました。
GRANTでは、現在、市内の団体を支援する3つのプロジェクトが完了しています。それぞれプロジェクト内容は、「団体Facebookページの充実」「グループウェアの選定と導入」「LINEWORKSの導入と展開」で、いずれも団体の満足度の高い成果を生み出すことができました。
手応えを感じたのは、地域内だけでなく、地域外からも高いスキルを持った方々から複数の応募をいただくことができた点です。彼らと共にプロジェクトを遂行することで、活動の可能性や選択肢がうんと広がったと感じています。
今後はGRANTを広げていく活動に注力
現在、地域活動団体の間でのGRANTの認知はまだ高くないのですが、広報誌に掲載するなどして、地域団体にGRANTの活用を呼び掛けています。
GRANTでは、オンライン上でプロジェクト進行状況を随時確認できるため、中間支援団体としてコーディネーターが団体と同じ熱量で協働してプロジェクトを遂行していく必要があります。全国からスキルのあるワーカーに支援いただけるのがGRANT活用の強みですが、地域で活躍するワーカーにもGRANTを通じて支援していただけるよう頑張っていきたいと思います。
地域で活躍するプロボノワーカーを増やして地域を盛り上げたい
参加するワーカーの立場から見ると、プロボノに参加することで知らなかった世界を広げることができます。人生のセカンドステージに向けたスキルの蓄え、コミュニティーの拡大やネットワークづくり、変化に対応する力である「変身資産」など、プロボノ参加を通して得られる財産は他には代え難いものだと思っています。
中間支援の立場から見ると、地域の人が積極的にプロボノに参加し活動することで、より地域を盛り上げることができると思っています。そのためにもGRANTによるプロボノ支援を推進することは意義のあるものだと考えています。プロボノ支援と地域課題の解決を、質と量の両面で高めていくために今後もGRANT活用を広めていきたいと思っています。
  

※掲載内容は2022年2月取材時点のものです。
※本記事はインターン生の麻生采子さん、青柳宗一郎さんが取材・執筆を担当しました