日本には約23,000人、虐待などの理由で親と離れて児童養護施設で暮らす子どもたちがいます。18歳前後で施設を退所し、突然ひとりで社会に出ていく――住まいを探し、仕事を続け、人間関係を築いていく。多くの若者にとって当たり前にある家族のサポートがない中で、彼らは必死に自立と向き合っています。
中でも大きな壁となるのが、コミュニケーションの課題です。「うまく自分の気持ちを伝えられない」「相手の話を受け止められない」――そんな小さなつまずきが、職場での孤立や人間関係のトラブルにつながり、せっかく掴んだチャンスを手放してしまうことも少なくありません。
私たちJAMネットワークは、2008年から児童養護施設等に、独自開発した「ことばキャンプ®」プログラムを届けています。
「ことばキャンプ®」では、聞くチカラ・話すチカラの基礎となる7つのチカラ(度胸力、論理力、理解力、応答力、語彙力、説得力、プレゼン力)を、楽しみながら実践的に身につけます。自分も相手も大切にする「自尊他尊®」のコミュニケーション力を育むことで、子どもたちが社会に出た後も、自分の言葉で未来を切り拓いていけることを目指しています。
これまで15年間で、関東を中心に140施設、のべ1,050人の子どもたちとのべ3,550人の職員に研修を実施してきました。施設の職員の方々と協働しながら、子どもたちひとりひとりが「自分には価値がある」「自分の言葉は届く」と実感できる場をつくり続けています。
【私たちが目指す姿】
『自己肯定感を伸ばし相手を尊重し自分も大切にする「自尊他尊®のことば力」を育成する』ことばキャンプ®メソッドを、児童養護施設の職員と子どもたちに届けています。18歳で退所し自立を強いられる全国約23,000人の子どもたちが、コミュニケーション力と自己肯定感を身につけ、社会に出た後も自分らしく生きていけることを目指しています。
【これから取り組んでいきたいこと】
2021年の分社化を経て2024年に代表をはじめとする体制が代替わりし、新たなスタートを切りました。10年後には全国600のすべての児童養護施設へことばキャンプメソッドを届けることを目標としています。
そのために、メンバー、経理担当者が経費精算などのバックオフィス業務から解放され、寄付募集・パートナーシップ構築・プログラム開発といった本来の活動に集中できる運営基盤の強化が急務となっています。
【プロボノワーカー】として、【児童養護施設支援事業の経費精算効率化】に関してご協力いただける方を募集しています。
★「守り」の基盤を固め、「攻め」のリソースを生み出すために経理業務効率化をしたい★
事務局長や各メンバーが、ミッション達成のための活動に集中できるよう、運営基盤強化の一環として経費精算およびプロジェクト経費管理業務の効率化をご支援いただける方を募集します。
【現状の課題】
・経費精算用エクセルフォーマットへの記載方法および提出方法が各メンバーでばらばら
・経費精算と助成金プロジェクトの予算実績管理と用にメンバーは二重の経費記録作業をしている
・経理担当者のチェック・照合作業に時間がかかっている
事務処理作業に時間がかかり、寄付金募集や団体活動を広める業務に十分な時間を割けていない状況です
【期待する成果(アウトプットイメージ)】
皆さんの経理業務の知見を活かし、一緒に以下を作り上げていきたいです:
・プロセス効率化およびデータ統一のためのフロー/手順の策定
・運用しやすい手順書の整備
・経費申請入力フォームの作成(Googleフォーム、Excel等)
✓ 経費精算の標準化のために伴走してくださる方
現状を一緒に整理し、使いやすい仕組みを作っていくプロセスを楽しんでいただける方
✓ 課題や考えの整理が得意な方
絡み合った業務フローを紐解き、シンプルで分かりやすい形にまとめることが得意な方
✓ 新たな仕組みづくりにやりがいを感じる方
ゼロから構築するのではなく、既にある業務を「より良く」する改善プロセスに面白さを感じる方
✓ Googleフォーム・Excelを活用できる方
既存のツールを使って実用的なソリューションを提案できる方
※会計・経理実務の専門知識があれば大変ありがたいですが、必須ではありません。現状の業務整理が中心となりますので、ロジカルに考え、整理することが得意な方であれば、ぜひご応募ください!
| ホームページ | https://www.jam-network.net/ |
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・2026年3月31日までに完了し、2026年度の事業期が開始する4月から新しいプロセスを導入したいと考えています。