社会福祉法人 日本国際社会事業団(International Social Service Japan、略称ISSJ)は、人々が国境を越えることで生じるさまざまな福祉問題の相談に応じる民間団体です。
1952年、第2次世界大戦後の戦争孤児や混血の子ども達を救済するために発足した日米孤児救済合同委員会を前身に1959年厚生省(現 厚生労働省)から社会福祉法人として認可されました。同時にジュネーブに本部を置く世界的な社会福祉機関で国連の諮問機関でもあるInternational Social Service(ISS)の日本支部としての役割も果たし今日に至ります。これまで60年以上にわたり、社会の移り変わりに伴うニーズの変化に応じながら、一貫して、日本と海外との関りにおいて子供の福祉向上のために活動をしてきました。
主な事業内容は、下のとおりです。
(1) 養子縁組支援
(2) 外国とつながりのある家族の支援
子どもの国籍取得支援、面会交流
日本で暮らす難民の支援
古くから民間として、子どもの福祉や国際福祉に関して実績を積み上げ、外務省や入管、大使館、児童相談所、外国の福祉機関等などからの問合せが入ります。スタッフの多くはソーシャルワーカーで、その対応ケースの複雑さ、多様さから、事業内容や実績が正しく伝わっていないという課題があります。これまで、ママボノやプロボノの皆さんとチャリティイベントや広報について活動をサポートしていただきました。
外国にルーツをもつ子どもや家族を支援する支援者向けに、新たに「リソースセンター(仮)」を設置する予定です。リソースセンターでは主に、①家族支援に向けたアセスメント・調査の実施、➁無国籍の子どもの国籍取得支援・相談、③支援者向け研修事業、④国籍に関する各国の情報の掲載を柱に活動する予定です。
これまでISSJとして取り組んできた事業ではありますが、より社会に課題について、また、こうした支援方法知っていただきたいという思いがあります。10月を目途に開始予定でおり、そのタイミングでセンターに関するランディングページを作成したいと考えています。
プロボノワーカーとして、新規事業のランディングページ作成に関してご協力いただける方を募集しています。
ウェブサイトの主な対象者は行政の担当者や児童相談所、保健センターなど、外国にルーツのある子どもや家族の支援における課題に関心がある方たちです。これまで、支援を必要としていても「なかなか情報が見つからなかった」「どこに相談したらよいか分からなかった」といった声が寄せられてきました。そのため、今回、新たに「リソースセンター(仮)」として事業化することにより、支援者や相談者と私たちがつながりやすくなることを目的としています。また、海外からの家族の福祉に関する相談もこれまで寄せられてきましたが、ランディングページを通して、支援内容を分かりやすく伝えたいと期待しています。
ISSJは長年、外国にルーツをもつ子どもや家族の支援を行っています。その時々の社会情勢によって様々な相談が寄せられ、最近では感染症拡大の影響で生活に困窮している外国籍家族からの問い合わせも増えています。制度の狭間で支援方法がなかなか見つけにくい相談も多く、関係省庁、裁判所、病院、福祉施設、学校などの関係機関と連携して、社会福祉学や心理学を修めたソーシャルワーカーが相談に応じています。スタッフも日本人だけではく、フィリピン人やタイ人のワーカーもおり、英語やタガログ語、タイ語など多言語で相談に応じています。
一方で、こうした活動を社会に発信することが上手ではないのが弱みです。ですので、日本に住む外国にルーツをもつ子どもや家族などの社会課題に関心がある方、そういった支援活動の発信(広報やチラシ作成、デザイン等)についてお手伝いいただける方に応募をいただけると大変心強いです!よろしくお願いいたします。
所在地 |
〒
113-0034
東京都文京区湯島1-10-2御茶ノ水K&Kビル3F |
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ホームページ | https://www.issj.org/ |
SNS |
・ISSJ主催の『外国にルーツのある家族と子どもへの相談支援オンラインセミナー』4回分(1回1,000円)を無料でご受講いただけます。
https://www.issj.org/info/3803