団欒長屋は2013年に木造平屋建てを改装した「多世代でつながる子育て空間」です。発足のきっかけは代表が0歳の娘を連れ「金なし・家なし・仕事なし」の状態からシングルマザーとして地縁も血縁もない豊中市に越し、仕事と保育所を同時に探すことの困難に直面した経験から、子育ては家庭だけでなく地域全体でするのが理想だと実感したことです。同市は核家族や転勤族が多く住み、孤立した子育てが地域課題でもあったので、“こどもを真ん中に子育て世代とリタイア世代の「困った」と「得意」を持ち寄って暮らしをシェアできる、ゆるやかなコミュニティづくり”をコンセプトに掲げました。
かつての長屋暮らしのような、困った時はお互いさまの精神で現代版「向こう三軒両隣」のような共生の風景をつくりたい。そんな思いで学童保育からスタートしました。その後ひとり親仲間と保育所を始め、ホームサポーター派遣、こども食堂、学習支援など性別・年齢・国籍も様々な仲間が集まってたくさんの事業が枝葉のように広がりました。2021年「あしたのまち・くらしづくり活動賞」内閣官房長官賞を受賞し、誰もが活躍できる居場所として地域の子育て力アップと、立場や役割を超えた繋がり作りに貢献しています。
当団体が開催するこども食堂(毎月第三土曜)や学習支援(毎月第一土曜)などの取り組みに継続的に参加してくれるボランティアは現在15人ほどいますが、当日の参加だけではなく、開催日までにしなければならない雑務が数えられないほどあります。それらを可視化して、開催日以外にも平日1~2回食材受け取り等の業務を分担してもらえればと考えています。そうすることでボランティアにとってもコミュニティ運営に必要な大小様々な仕事やスキルがあることを知ってもらい、一人に負担がいかないようにすることで個人のやりがいや使命感だけを頼りにしない持続可能な団体運営ができることを目指します。
プロボノワーカーとして、業務フローの作成に関してご協力いただける方を募集しています。
こども食堂など事業立ち上げから関わるスタッフも、新規ボランティアも、誰が見ても一目でわかる活動に関する全ての業務が記されたフローの作成と、現状どのくらい偏ったメンバーで負担しているかの可視化をお願いしたいです。現在、活動の拠点となる施設の代表がほぼ全ての事務作業を担当し、開催日当日も参加しています。ひとつひとつの業務は取るに足らない名前のない雑務ですが、本業の合間にするには負担が大きく、何かがあって長期不在となった場合には回らなくなるのではと危惧しています。また、新しく加わってくれたボランティアにとっても、もっと深く関わりたいのにどのような業務があるのかがわからず手伝えない状況です。もっと各メンバーの得意(SNSで広報活動ができる・平日に動ける・車や免許があるなど)を活かして業務分担することで、各人のエンパワメントにもなり、団体としても持続可能な取り組みにできればと思います。可能であれば2か月以内に可視化を完了し、メンバー間で業務分担の再編成ができれば助かります。
業務フローの作成などこんがらがった業務の可視化が得意な方、ヒアリングから課題を整理して解決したことのある方、システム作りやボランティアマネジメントに携わる方を希望します。小さな任意団体で助成金を引っ張りボランティアを募集し、広報・渉外、あらゆる煩雑な業務を一手に引き受け疲弊している代表を助けてください。時間的にも精神的にも余裕をもって現場に集中し、こどもやひとり親家庭、子育て中の母親などに親身に寄り添った活動が継続できるようお手伝いください。
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〒
560-0036
大阪府豊中市蛍池西町1-3-32 |
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