団体
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UTSUMI FISHERMANS FEST 実行委員会 |
スキル
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マーケティング・プロジェクトマネジメント |
募集期限
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2023年07月30日 (日) |
広島県福山市内海町には、若い漁業者がたくさんいます。
春は定置網漁、秋冬は海苔養殖や底引網漁が盛んで、近年ではアサリ養殖やカキ養殖にも取り組むなど、年間を通してさまざまな海の恵みを受けることができます。
しかし、漁師という仕事の未来は決して明るいとは言い切れません。
温暖化や栄養塩不足による海の環境変化で漁獲量は減少傾向、多忙な日々の中で魚を調理する機会が減った消費者…。
そんな状況に対して、内海町の漁業者はさまざまな工夫をしています。
海の資源を回復する試み、新たな海産ブランドづくり、漁師が自ら販売する市、六次産業化などなど。
そうした内海町の漁師たちの取り組みを知ってもらい、
おいしい魚を食べる楽しさを知ってほしい。
内海町の主産業である漁業が、この先も誇れる仕事であり続けてほしい。
UTSUMI FISHERMANS FESTは、そんな思いで、内海町の漁業者と住民有志が手を結んではじまった活動です。メンバーは20代~40代の漁業者と住民有志がメインで、地元大学の研究室(建築系)も関わってくださっています。毎年春にイベントを開催し、オンラインショップで「漁師のおまかせ便」をやっています。
毎年4~5月に開催しているイベント「UTSUMI FISHERMANS FEST」は、漁業者と消費者がつながることで、魚食を普及すると共に、漁業者の置かれている現状や海の環境について思いを寄せ、漁業者を支えるコミュニティを作りたいという思いで実施しています。
イベントのメインは、漁師みずからが海産物を提供する「漁師の浜焼き」。魚が焼けるまでの時間も含めて、漁師との会話を楽しむことができます。力のある漁師との腕相撲対決も密かに人気で、漁師の魅力を活かしたいろいろなコンテンツを、楽しみながら考えています。2023年は悪天候で実施できませんでしたが、漁船クルージングも企画していました。
他にも、近隣地域の飲食店に地元海産物を使ったメニューで出店してもらい、特産の海苔を使った「海苔ビール」や、「海苔と鶏肉のから揚げ」「海苔のキッシュ」など、さまざまなコラボフードも生まれました。
会場となるクレセントビーチでは、シーカヤック体験などもでき、フードなどを楽しみながら、家族でゆったりと過ごしていただくことができるイベントとなっています。
来場者は1,000人(初回実績600人)をめざしていますが、2019年に一度実施してからは、コロナ禍や悪天候による中止が続いています。日常的に内海町の海産物を購入してくれたり、海の環境改善活動に加わってくれるファンづくりにつなげていきたいと考えています。
プロボノワーカーとして、団体の魅力発見、活動方針作成の支援に関してご協力いただける方を募集しています。
2019年に勢いよくスタートした活動ですが、メンバーの生活環境の変化などもあり、少ない人数で時間とスキルを持ち出してなんとか運営している状況です。今、抱えている課題感と解決案は下記の通りです。無理なく自分たちも楽しみながら続けられる形を見つけることができれば嬉しいです。
<現在の課題>
・イベント運営資金は自主財源に頼っていますが、赤字にならないか不安になりながら運営している状況です。
・イベントのコンセプト「漁師と友達になる」にはしっくり来ているのですが、イベント以外の漁師の日常とイベントで生まれたつながりが、上手く組み合わさっている実感があまり持てていません。
・イベント準備の負担感が大きく、このままのやり方では継続が難しいと感じています。
<解決イメージ>
・団体とイベントの魅力を再確認することで、イベントの内容や方法を見直し、運営をコンパクトにしたい。
・運営に力を貸してくれる人を見つけたい。
・年1回のイベント以外に、漁師とつながりを感じられる取り組みを考えたい。
このページを最後までご覧いただき、ありがとうございました。
漁業者は海と日々向き合っており、海の環境変化について体感していることがたくさんあります。
漁業者と友達になることは、海をはじめとする環境について、実感を持って考えることにつながります。
環境や一次産業について知見を深めたい方にとって、おもしろいフィールドになるのではないかと思います。
客観的な視点で団体や活動の魅力を引き出してくれる方、それぞれのメンバーの思いを汲んでよりよい方向性を提案してくださる方など、マーケティングやプロジェクトマネジメント、ファシリテーションにチャレンジしたい方に参加していただけるとありがたいです。
何より海や魚が好きな方と出会えればうれしいです。
※なお、多様な参加者との関わり創出の観点から、2023年度「ふるさとプロボノ」プロジェクトへのご参加は1人1プロジェクトとさせていただきます。
※広島県以外に居住する、日本国籍又は永住権を有する60歳未満の方
ホームページ | https://utsumifes2023.studio.site/ |
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関連情報 |
・NPO法人サービスグラントからのご案内
本プロジェクトは、農林水産省「農山漁村振興交付金(地域活性化対策(農山漁村関わり創出事業))」の採択を受けた事業となります。
【エントリー条件】
①広島県以外に居住する、日本国籍又は永住権を有する60歳未満であること
②2泊3日以上の現地滞在が可能であること(半日以上の農林水産業の作業体験を含む)
③プロジェクト期間は1カ月以上の設定ができること
【交通費・現地滞在費】
現地滞在の移動にかかる費用(現地までの交通費、地域内の移動費)と現地宿泊費(1泊あたりの上限は税込1万円)の総額の8割を上限に、1人通算4回、合計15万円(税込)までNPO法人サービスグラントがサポートします。詳細はプロジェクト成立時に、サービスグラントよりご案内します。
参加者および、生計を一にする親族、同性婚・事実婚等のパートナー1名まで現地滞在費サポートの対象になります。ただし、 農林水産業の作業体験等の現地活動への参加、プロボノ活動への協力が条件(個人ではなく、家族チームでの参加)です。現地滞在へのお子様の同伴も可能ですが、現地滞在費のサポートは対象外となります。
※なお、多様な参加者との関わり創出の観点から、2023年度「ふるさとプロボノ」プロジェクトへのご参加は1人1プロジェクトとさせていただきます。
漁業に携わっている人たちとの関わりを持つ機会は、あまり多くないかもしれません。
団体メンバーのみなさんは、漁業の未来を真剣に考えている前向きな人たちばかりです。
そんな団体メンバーのお話を伺うことで、一次産業の流通の仕組みや、海をはじめとする自然環境のことなど、
さらに解像度をあげることができると確信しています。
プロジェクト参加者のみなさんにとっても、貴重な学びの機会となるはずです。
ご参加を心よりお待ちしています。