「茅文化」継承と産業化につなげるPR方法の検討
プロボノワーカー
団体
株式会社吉崎工務店
スキル
マーケティング・広報
募集期限
2023年10月15日 (日)
団体概要
株式会社吉崎工務店 について

弊社は古くから伝統建築に携わってまいりました。そして、有難いことに現在においても、重要文化財等の伝統技術を要する建築工事に関わらせていただいています。

島根県・隠岐の島町には、国指定を含む5棟の茅葺き屋根の文化財建造物が現存しています。これらの葺き替えや修繕を行うには多くの茅材が必要となりますが、その確保に大変苦慮しながら、今後も町内にて安定的に茅材を確保することができるように、茅場の整備、茅刈り、茅葺き、啓発活動を行っています。

活動目標
茅葺の技術継承、島の茅文化の保全、茅から生まれる島の関係人口と産業の創出

これまで島外の業者に頼っていた茅葺き替え工事。
かつては島内でまかなえていた茅文化を復活させ、地元でその技術・文化を継承していきたいという思いから、弊社の職人が研修を積み、2017年、国重要文化財である玉若酢命神社本殿の茅葺屋根葺き替え工事を行いました。その後、枯渇していた島内の茅場は、耕作放棄地を活用したり、土地を借りるなどをして整備をすることができ、現在では隠岐島内に5つ存在する茅葺建物すべてを、茅の産出から葺き替えまでほぼ独自で行えるようになりました。

しかし、今後の安定した茅の確保、途絶えることなくその技術や文化を継承していくためには、より多くの島民に知ってもらい、関わって頂く必要があります。
具体的には、新たな茅場づくりのために土地を貸して頂くことや、茅を刈るためには一時的に人数が必要になりますので、地域住民や島留学生にも関わってほしいといった思いがあります。

茅文化を根付かせていくためにこれらの課題を解決し、さらには、そこからまた島内外問わず地域の交流が生まれ、隠岐全体の関係人口の増加や産業化へつながっていくことを期待します。たとえば、観光客の方に文化にふれるアクティビティとして参加して頂いたり、茅の供給は全国的に不足していますので、茅の生産を増やすことができれば他地域と連携したりすることも考えられます。

また、葺き替えた古茅が貴重な肥料となり大地を肥やすように、茅は古くから自然の循環の一部として人々の生活に欠かせないものでした。野山に生える茅は二酸化炭素を吸収、また厚く作られた日本の茅葺屋根には優れた断熱効果があります。このような、茅の古くて新しいサステナビリティな側面も広く知ってもらい、人々の環境意識の向上にも取り組んでいきたいです。

希望する支援内容
「茅文化」継承と産業化につなげるPR方法の検討

【プロボノワーカー】として、【「茅文化」継承と産業化につなげるPR方法の検討】に関してご協力いただける方を募集しています。
これからのPRの方法を見出していきたいです。
現在、島民にもっと茅のことを知ってもらったり身近に感じてもらうために、茅葺工事がある時には現場の見学会(小中学生向け、大人向け)を開催したり、ホームページやSNSで情報を発信したりしていますが、その良さを伝えるためには客観的な目線も必要なのでは…と感じています。

島民の気持ちをどう掴み、協力につなげていくのか。
観光で来られる方にどうアピールするのがよいか。

情報発信やコミュニケーションの方法、その内容や表現について一緒に考えて頂けないでしょうか。

こんな人に
広報、情報発信、マーケティングを得意とする方

・建築や地域文化に関心のある方
・環境保全を意識されている方
・隠岐の島が好きな方
広報・マーケティング経験者に限らず、新たな切り口でPR方法を一緒に考えて頂ける方を募集しています。

※なお、多様な参加者との関わり創出の観点から、2023年度「ふるさとプロボノ」プロジェクトへのご参加は1人1プロジェクトとさせていただきます。

※隠岐の島町 以外に居住する、日本国籍又は永住権を有する60歳未満の方を条件とさせていただきます

もっと詳しく
ホームページ https://yoshizaki.co.jp/
SNS
関連情報
活動場所
島根県隠岐郡隠岐の島町
希望する活動時間帯
平日夜、土日も可能です。
交通費
あり 【 詳細は「その他」をご確認ください 】
報酬等
なし
その他

・NPO法人サービスグラントからのご案内
本プロジェクトは、農林水産省「農山漁村振興交付金(地域活性化対策(農山漁村関わり創出事業))」の採択を受けた事業となります。

【エントリー条件】
①隠岐の島町 以外に居住する、日本国籍又は永住権を有する60歳未満であること
②2泊3日以上の現地滞在が可能であること(半日以上の農林水産業の作業体験を含む)
③プロジェクト期間は1カ月以上の設定ができること

【交通費・現地滞在費】
現地滞在の移動にかかる費用(現地までの交通費、地域内の移動費)と現地宿泊費(1泊あたりの上限は税込1万円)の総額の8割を上限に、1人通算4回、合計15万円(税込)までNPO法人サービスグラントがサポートします。詳細はプロジェクト成立時に、サービスグラントよりご案内します。

参加者および、生計を一にする親族、同性婚・事実婚等のパートナー1名まで現地滞在費サポートの対象になります。ただし、 農林水産業の作業体験等の現地活動への参加、プロボノ活動への協力が条件(個人ではなく、家族チームでの参加)です。現地滞在へのお子様の同伴も可能ですが、現地滞在費のサポートは対象外となります。

※なお、多様な参加者との関わり創出の観点から、2023年度「ふるさとプロボノ」プロジェクトへのご参加は1人1プロジェクトとさせていただきます。

・ ICT活用が得意ではないため、ICTの難しい用語やツールの使用はできるだけ避けてください。
・ 支援が始まる初期の段階で現場に来ていただき、対面での会合をお願いします。
過去の参加者の声
参加者
キャミー
さん
期間
2023年10月23日 〜
2024年2月1日
気づきが得られた!!
知識・専門性が豊富
”一緒にやってる感”があった
コミュニケーションが取りやすい
和気あいあいと楽しい雰囲気!!
社会課題について考えるきっかけになった
困難な社会課題にチャレンジしている