社会的に孤立しがちなひとり親さんが、プライバシーが守られ安心して交流できる場として「シングルマザー&ファーザーの”ホッ”とサロン」と題したおしゃべり会を2016年12月より毎月開催しています。
同じ経験をしてきた者同士だからこそ、様々な思いを分かち合えたり、『私だけじゃなかった!』と安心できたりと、互いにエンパワーされる場となっています。
そんな当事者同士のおしゃべりの中から拾ったニーズもいくつか形にしてきました。子どもの体験格差を支援するための野外活動(バーベキューやキャンプ)や年中行事(クリスマス会やお花見会)等のイベントの開催や、経済的な支援として食糧品や日用品の配布を行ったり、金額が張る制服や自転車等をお困りの方に中古品を探してお渡ししたりしています。また、様々な支援制度があるにもかかわらず、実際にはほとんど利用されていない(知られていない)現状を受け、公式LINEを使って様々な支援制度からその方に合った支援制度を随時配信したり、制度利用のための支援(申請書の書き方や窓口同行等)も行っています。
もともと経済的に脆弱な状態に置かれていたひとり親家庭は、コロナ禍と近年の物価高騰でさらに困難な状態に追い込まれ、支援を求める声は増える一方です。
給食のない春・夏・冬休み中の食支援として開催する「フード パントリー(食品配布会)」には、毎回定員50世帯を遥かに超える申し込みが殺到し、公式LINE登録者数は2022年4月の団体設立時の約120名から約820名に急増しました。LINEの個別チャットの何気ない会話から、その方が使える支援へおつなぎする事も少なくありません。
多くの人に必要とされているこの活動を継続していくには、限られたスタッフ数の中、俗人的な事業運営になっている現状を変え、業務の効率化と多くのスタッフへの役割分担をする必要があります。業務システムを導入することでこの問題を解決し、持続可能な活動にしていきたいと考えています。
また、支援対象者個々の状況をデータとして蓄積し、ニーズに合った支援が行き届き、特定の人に支援が偏らないような会員管理システムを作りたいと考えています。
上記の業務改善により、今後は支援するだけでなく「ひとり親当事者団体」として、LINEや毎月のひとり親同士の交流会で拾った生の声を行政に伝え、より効果的な施策の実現を目指す活動をしていくことにも力を入れていきたいと考えています。
【プロボノワーカー】として、【公式LINEとEmailの連携自動化システム導入に関する選定サポート】に関してご協力いただける方を募集しています。
会員管理システムとして、「L-Step」もしくは「Kintone」の導入を検討していたが、どちらが良いのか、それよりも良いシステムがあればご紹介いただきたいと思います。今は過去のイベント参加者のメールアドレスと公式Lineの個人アカウント、寄付情報などがバラバラに管理されているので、これらの情報を自動で紐づけ、管理できるシステムを導入したく、どのシステムを導入すべきかのアドバイスを頂ければと思います。
ホームページ | https://hitorioyacheers.wixsite.com/singleparents |
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設立から1年半で700人以上、支援を必要とされる方が会に登録されています。イベントも毎回大盛況で、予想以上の反響に運営が追いつかない状況です。業務効率化を図り、より多くの方に支援の輪を広げたいという思いに、何とかお応えしたいと思います。今回のオンラインセッションは最初の小さな一歩ですが、ぜひご協力をお願いいたします。