当法人は千葉県香取市に2001年に設立し、2003年から特別養護老人ホームの運営を開始しました。施設に通ってくるお年寄りとの会話の中で、後継者不足によりご自宅の畑や山林の管理が滞ってしまい、耕作放棄地になってしまっているという話を聞き、地域の農業・林業が抱える課題を知りました。そこで、2012年に「恋する豚研究所」(就労継続支援A型事業所)、2018年に「栗源第一薪炭供給所」(就労継続支援B型事業所)を設立し、障害のある人の就労支援と地域産業が抱える課題を組み合わせた、農福連携の取組みを始めましました。
現在では、農家さんから畑を4ha、山林は30haをお借りし、サツマイモの栽培や、薪と木製品の生産を目的とした森づくり行っており、畑や山林の手入れは次々とお願いされている状況です。農業・林業の作業を誰でも働きやすい環境として整備していくことが、様々な理由で働きづらさを抱えている人の活躍の場所となり、地域全体をすこしずつ元気にすると私たちは考えています。
社会福祉法人として、住みよい地域社会に貢献するため、農業・林業と福祉を組み合わせて、地域課題の解決と障害のある人の雇用創出を目標としています。
農業においては遊休農地が就労困難者の活躍の場になるのではないかと考えており、耕作されなくなった畑を借り、周辺農家の指導を受けながらサツマイモを栽培しています。なるべく地域の資材を肥料として使う土づくり「地域循環農業」を目指し、森林の枝や落ち葉を使った「炭素循環農法(カーボンファーミング)」にもトライしています。また森林においては2019年の台風で被害を受けた森林を手入れと「薪割り」の仕事を作り、森林資源を「薪」として活用するなど、災害に強い森づくりにも力を入れています。
人口減少がつづく香取市において、私たちのこれまでの活動を地域内に広げていくためには、地域外の人の協力が必須です。そのためのプラットフォームを作成することで、年間12回程度の農林ボランティア作業を地域に展開したいと考えています。
【プロボノワーカー】として、【農林作業に関わる関係人口を増やすための計画立案】に関してご協力いただける方を募集しています。
手入れが必要な森林や、遊休農地は増加しており、地域の方々から次々とお願いいただく状況です。私たちと一緒に森づくりや、遊休農地での作業など、里山の手入れに関わってくれるメンバーの募集を考えていますが、日々の農作業に追われ、関係人口を増やすための具体的な分析ができていません。私たちのもっているコンテンツや魅力をどのように展開していくかを一緒に考え、関係人口を増やすための計画立案にご協力いただける方を募集します。
・事業計画などの経験がある方
・環境に配慮した農業や里山・森林の保全に関心がある方
ホームページ | https://www.gakudan.org/ |
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関連情報 |
・訪問時の昼食は「恋する豚研究所」のお弁当を提供させていただきます。
・公共交通機関でご来訪の場合、最寄り駅まで送迎いたします。
・ 支援が始まる初期の段階で現場に来ていただき、対面での会合をお願いします。
・ 組織内部の合意形成や意思決定に想定以上に時間がかかる可能性があるため、スケジュールについては柔軟な対応をお願いします。
・打合せはオンライン中心で考えていますが、初回は私たちの拠点1K(イチケー)にお越しいただき、ロケーションを把握いただきますと、スムーズに進行すると思います。