・私たちが活動する和泉市はつが野は、ニュータウンと呼ばれる比較的新しく、市内でも高齢者の割合が比較的低い共働き世代が多い地域で、自治会加入率も低いなど、地域住民どおしの関係性が希薄な地域となっています。そのような環境において、地域で助け合いながら子どもを育てるコミュニティ醸成を目指しています。
・なかでも、和泉市が運営する学童保育「仲よしクラブ」が保護者が就労する児童を対象に放課後の保育事業を実施してているものの保育事業に留まっていることや、それ以外の子供が街の中で放課後に安全に遊べる場所が少ないという課題認識のもと、青葉はつが野小学校の校区を対象に、学校をベースにした子どもの放課後や週末の居場所づくり、探究心を伸ばすきっかけづくりを行うための体験、経験のプログラムを実施することを目指して活動しています。現在の主な活動内容は、週末のイベント開催(2020年実績:年7回、参加のべ人数160名)やマルシェ開催です。
・短期目標は、1)現在行う週末イベントの月2回の安定開催、2)平日の放課後の活動開始です。この実現によって子どもの居場所づくりができると考えています。
・中長期の目標として、地域の人の活動参加拡大による地域全体の活性化への取り組みや、すでに試験実績のある子ども食堂の定常的な運営も実現していきたいと考えています。そのための人員増強、資金調達強化、法人化も今後の検討課題と捉えています。

プロボノワーカーとして、現行の運用に関する課題解決に向けたITツール、システムの活用提案および効率化の検証支援に関してご協力いただける方を募集しています。
■現状の課題

　活動目標を達成するにあたって、現在は運営人員が不足しており、活動の目的などの浸透が十分にできていない状況です。まずは運営効率化や課題整理を通じて、基礎体制を整える必要があると認識しています。そのうえで、卒業生や地域の潜在的なリソースへの働きかけ・参画体制づくりを含め、目標実現のための具体アクションを実行していきたいと考えています。

■実現したい成果・募集する支援内容

1. 現行の運用に関する課題解決に向けたシステム化、I Tツール活用提案、効率化の検証

現行の運用に関する課題については、一部Googleフォーム、スプレッドシートによる効率化を実施したが、会員管理のデータベース化や会員の参加実績の把握など、Googleフォームのみでは効率化できない業務があるため、課題整理および課題解決に向けたI Tツール、システム導入に関する提案および、提案内容に関する効率化の検証を依頼したい。
（具体的なシステム導入に関する支援については、次回募集予定）

2. 会員との交流に関するプラットフォームの構築支援

対面での交流が困難な状況にある中、イベントを開催するだけではなく、会員への活動目的の浸透、より積極的な参画を促す場づくりをオンライン上で行うためのツール、システムの構築に関する提案を依頼したい。
（具体的なシステム導入については、次回募集予定）

上記内容に取り組むことで、会員管理の効率化、ニーズ分析、会員の参加傾向など、データベース化を行えることで、今後のよりニーズに沿った内容の検討を行えるとともに、コミニケーションや場を持てることで、双方向のやりとりが生まれ、支援の輪を地域で広げる体制を構築するための第一ステップが形成できると考えています。

団体の活動内容や考え方に共感いただけ、作業効率化の観点でITツールやシステムに関する知識・スキル、業務フローの可視化・整流化・標準化の経験をお持ちの方にぜひ応募してほしいです。