東京から新幹線とローカル線に乗り継いで3時間半、山形県最上町は秋田県や宮城県とも接する、里山に囲まれた隠れ里のような盆地です。この満沢集落には、湧き水がいたるところにあり、山形の「名水100選」に選ばれた水場や様々な温泉施設もあります。
最上の荘園は、40年以上も平飼い養鶏や棚田での稲作、キクラゲやホーリーバジルなどの栽培をしてきた農園です。少子高齢化の中、最上町の人や賑わいが減っていくことに危機感を感じ、農業体験や町おこしに興味のある人たちが地域外から訪れて滞在できるよう、古民家をリノベーションしてゲストハウスを作り、以下の農業体験プログラムを運営しています。
・山菜の採取 5月中旬~6月一杯
・田植え 5月下旬
・いちごの収穫 6月下旬~8月下旬
・ホーリーバジルの苗植え 6月、収穫とハーブティー作り7月~9月
・キクラゲの水かけと収穫 6月中旬~10月一杯
・養鶏の給餌と有精卵の収穫 通年
自然の中で、農業の現場に触れ、温泉や味わい深い食材を体験してもらい、第二の故郷やワーケーション先としてつながる方を増やすとともに、将来的には地域支援型農業(CSA:Community Supported Agriculture)の仕組みで、生産者と消費者がWin-Winの関係構築を目指します。
最上の荘園では、集落の4件の農家が2021年から日本国際ワークキャンプセンター(NICE)をとおして農業体験を募集し、最上町の魅力や農業の楽しさを知ってもらうのと同時に、将来の担い手との関係を築いてきました。この秋には団体のホームページも立ち上がり個人に向けて情報発信することができるため、農業体験のチラシを個人向けに改訂し、3年後には最上町満沢集落のファンを100人にすることを目標にしています。
プロボノワーカーとして、農業体験チラシの作成に関してご協力いただける方を募集しています。
2021年に作成した現在の農業体験のチラシは、日本国際ワークキャンプセンター(NICE)の参加者向けに、体験内容と料金を中心に掲載したため、その楽しさが伝わる内容にはなっていません。農業体験に興味を持ってくれる人に、「楽しそう」「行ってみたい」と思ってもらえるようなチラシを作成いただき、秋に開設するホームページなどSNSを通して情報発信できるように願っています。
情報発信のチラシ作成の経験がある方に、一緒に集落を廻って農作業を少し体験いただき、どんな楽しみがあるかお話しながらお手伝いいただけると嬉しいです。近くには赤倉温泉もありますが、よろしければ古民家ゲストハウスに宿泊いただき、地元の食材を使って一緒に食事を作って楽しみたいです。(一泊3,500円のプロボノ特別価格)
また、かわいい仔猫がいるので、ネコ好きの方も大歓迎です。
所在地 |
〒
999-6107
山形県最上郡最上町満澤315 |
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SNS |
・【参加条件】
NPO法人サービスグラントからのご案内。本プロジェクトは、農林水産省「農山漁村振興交付金(地域活性化対策(農山漁村関わり創出事業))」の採択を受けた事業となります。現地滞在費のサポートは、プロジェクト期間が1カ月以上あり、2泊3日以上の現地滞在(半日以上の農林水産業の作業体験を含む)が対象です。最上郡以外に居住する、日本国籍又は永住権を有する60歳未満の方であることがご参加の条件です。
日本の原風景が残る最上町満沢集落でできる農業体験の楽しさを、農業に興味のある人に伝えるチラシの作成をお手伝いしてください。