本協会は、1993年に発足しました。乗馬は、性別、年齢、障がいの有無を問わず、全ての人が自然に体と心を癒すことができるスポーツです。
障がい者乗馬の普及活動の一つである「全国障がい者馬術大会」は発足以降継続的に開催し、2025年で33回目を迎えます。この全国大会の継続的な実施とともに、全国各地で行われている地域の乗馬・馬術大会を支援することで、日本の障がい者乗馬人口の増加を目指したいと考えています。
競技人口が増えることは、「パラ馬術」競技力の底上げを図ることにもなり、パラリンピックでの個人メダルや団体出場枠獲得へとつなげていきたいと考えています。

【プロボノワーカー】として、【福岡県内の乗馬クラブ向けヒアリング調査】にご協力いただける方を募集しています。
障がい者乗馬の普及とともに、パラ馬術競技者の発掘や育成を目指していますが、競技者を増やしていくためには、参加者側への取り組みと同時に、受け入れ側である乗馬クラブの数を増やしていくことも必要不可欠です。
現在、乗馬クラブは全国にありますが、パラ馬術競技者の所属している乗馬クラブは10カ所程度です。2－3年後には20クラブ程度まで拡大したいと考えておりますが、まずは、障がいのある参加者を受け入れるにあたって、乗馬クラブ側にはどのような課題感があるか、知る必要があると考えています。
今回はモデルケースとして、全国の中でもパラ馬術競技者発掘の可能性が比較的高いと思われる、福岡県に焦点をあて、県内の馬術クラブへのアンケート調査と、数件のインタビュー調査を実施頂き、受け入れ有無の実態や、受け入れにあたっての体制、課題感などをまとめて頂きたいです。
調査対象の馬術クラブへは、まず当団体から依頼を掛けますので、ゼロからアポイントを取って頂く必要はありません。
2025年6月以降に、今回の調査結果を踏まえたイベント等を、自治体と協力して開催予定なので、当プロジェクトは2025年5月までに完了希望です。
現在の協会事務局は小規模で運営を行っており、新しい視点でご意見をいただけることが、未来の競技者への可能性を広げていただけるきっかけに非常に重要だと感じています。

乗馬に興味がある方はもちろんのこと、協会の活動に共感頂ける方であればどなたでも大歓迎です。
人と話をするのが好きな方、今まで知らなかった世界との出会いにワクワクを感じてもらえる方に、ぜひご支援をお願いいたします。
今回のプロジェクトは、2024年秋に完了した「全国の障がい者乗馬・馬術競技の実態に関する白書の作成」https://grant.community/projects/949
の成果物から、次の一歩を踏み出す取り組みです。パラ馬術競技者の発掘に向けて一歩ずつ進むことを一緒に楽しんでいただけると嬉しいです。