発音の治療施設や相談先は限られており、必要があっても地域に相談先がない方もいます。ことばの問題は、思いが届かない辛さに加えて自信を失う一因になってしまう恐れがあり、保護者にとっても子育てに対する不安を抱きやすいものです。
これらの問題を少しでも解決し、居住地域や生活環境に関わらず必要な時に言語聴覚士が支援できる体制を作るため、昨年4月オンラインの言語療法の提供を開始しました。
現在、オンラインのことばの相談や発音練習、支援者向けの講習会、子育て支援センター等での相談会、保健センターと連携したオンライン言語療法、幼児通園施設へオンラインことばの教室の設置する試みなどを行っています。
言語聴覚士が不足している地域に、オンラインで言語療法を実施するサービスを提供していきたいと考えています。
現在、自治体との連携は1つの町のみですが、来年度には3自治体に増やしていけたらと思います。
自治体と協働することにより、居住地域の人的資源の問題により言語療法を受けられなかった方々が、必要に応じて専門家とつながれる社会を目指します。
プロボノワーカーとして、自治体での言語聴覚療法導入に関する提案書の作成に関してご協力いただける方を募集しています。
私たちの活動について外部理解を促進し、協力者や活動資金、活動機会を増やしていくための資料作成を行いたいと考えています。
活動を継続し、さらに拡大していくためには、活動参加者だけでなく活動への協力者や企業等からの協賛、あるいは連携・協働先等を充実させていくことが不可欠だと考えています。
そこで、客観的な視点で私たちの活動内容を整理いただき、活動の魅力や連携のメリットなどを提案書にまとめてくださる方を募集しています。
地域によってはことばの相談先がなく、必要な支援を受けられないお子さんがいることに課題感を持っていただける方にお手伝いいただけましたら幸いです。
私たちは、どの地域で育つお子さんにも言語聴覚士の支援が届く社会の実現を目指しています。その為には、行政との連携が欠かせません。
地域格差や教育格差の解消にご興味がある方、子育て支援に関心のある方、自治体を対象とした提案書作成のご経験がある方のお力をお借りできればと思います。
ホームページ | https://www.kotoba-support-net.org/ |
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