発音の治療施設や相談先は限られており、必要があっても地域に相談先がない方もいます。ことばの問題は、思いが届かない辛さに加えて自信を失う一因になってしまう恐れがあり、保護者にとっても子育てに対する不安を抱きやすいものです。
これらの問題を少しでも解決し、居住地域や生活環境に関わらず必要な時に言語聴覚士が支援できる体制を作るため、昨年4月オンラインの言語療法の提供を開始しました。
現在、オンラインのことばの相談や発音練習、支援者向けの講習会、子育て支援センター等での相談会、保健センターと連携したオンライン言語療法、幼児通園施設へオンラインことばの教室の設置する試みなどを行っています。
普段は、言語聴覚士が不足している地域にお住まいの方や、発音練習を受けたくても通院・通所が難しい環境にある方に対して、オンラインでことばの相談や発音練習を実施しています。また、ことばの教室の先生や言語聴覚士など、指導者の方を対象とした技術講習等も行なっています。
「機能性構音障害」ということばの障害は、神経や筋肉などに原因がないにもかかわらず、年齢に比べて発音が不明瞭な状態を指します。思いが正しく伝わらない、お友達にからかわれる、「はっきり言いましょう」と注意を受けるなど、本人にとっては辛い思いをする場面がしばしばあります。
この障害は、言語聴覚士等による適切な支援により改善が見込めるものですが、そのことはあまり知られていません。相談先につながらないまま成人される方も多く、当法人でも大人の方からのお問合せや発音練習をお受けしています。
言語聴覚士の中でも、子どもの発音の専門家はそのごく一部です。「発音について気になっているけれど相談先がない」「どこに相談して良いのかわからない」という方や、「うちの子どこかに相談した方が良いのかな?」と悩んでいる保護者の方を対象として、(発音を中心とした)ことばの育ちに関するミニ講座と相談会を開催したいと思っています。
【プロボノワーカー】として、【プレスリリース作成】に関してご協力いただける方を募集しています。
当法人の活動がオンラインを中心としていることもあり、活動についての情報発信は、どうしても媒体がSNS に偏りがちなのが現状です。SNSは普及してきてはいるものの、ことばについて支援が必要な方全員が積極的に利用しているとは限らず、そのほかの媒体でも情報を発信していくことで、これまで知っていただく機会がなかった方々の元へも情報を届けることが可能になると考えます。
その1つの方法としてプレスリリースを検討していますが、どこにどのような記事を作成するのが効果的かといったスキルを持ち合わせていないため、私たちの取り組みをまとめて記事にしてくださる方に、お力添えをいただければ心強いと考えています。
インタビューや記事作成、広報が得意な方、子どもの発達支援や障害支援に関心のある方、私たちの団体の活動に興味・関心をお持ちいただける方にお力添えをいただけましたら幸いです。
ホームページ | https://www.kotoba-support-net.org/ |
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・期間が短いこともあり、ご支援いただける部分と難しい部分について、適宜相談しながら進めていけたらと思っています。